• "平本博美"(/)
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  1. 八王子市議会 2013-09-09
    総務企画委員会(9月9日) 本文 2013-09-09


    取得元: 八王子市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                    〔午前10時00分開議〕 ◎伊藤裕司委員長 ただいまから総務企画委員会を開会します。  本日の進行については、お手元に配付しました日程及び審査順序・方法をお目通し願います。  以上の方法により進行することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◎伊藤裕司委員長 御異議なしと認め、そのように進行します。  まず、組織改正に伴う部課長の紹介をお願いします。 3 ◎伊藤都市戦略部長 都市戦略部長の伊藤達夫でございます。よろしくお願いします。  続いて都市戦略部の管理職を御紹介いたします。  都市戦略課長、天野高延でございます。  都市戦略部次長兼ねて自治推進課長、立花等でございます。  次に、都市戦略部次長兼ねて秘書課長の小柳悟でございますけれども、現在市長随行で海外出張をしているため、申しわけございませんが、本日欠席をいたしております。  続いて、都市戦略部次長兼ねて広報課長の浅岡秀夫でございます。 4 ◎木内総合経営部長 総合経営部長木内基容子でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、総合経営部の課長を御紹介いたします。  総合計画第一課長、設樂恵でございます。  総合計画第二課長、小山等でございます。  広聴課長、叶清でございます。  経営管理課長、井上茂でございます。 5 ◎穂坂市史編さん室長 市史編さん室長の穂坂敏明でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
     それでは、市史編さん室の主幹を御紹介いたします。  市史編さん室次長兼ねて主幹の齋藤和仁でございます。 6 ◎設楽行財政改革部長 行財政改革部長の設楽です。よろしくお願いいたします。  それでは、行財政改革部の課長を御紹介いたします。  行革推進課長、新納泰隆です。  行財政改革部次長兼ねて行政管理課長の山本信男です。  情報管理課長、中嶋徹です。 7 ◎伊藤市民活動推進部長 市民活動推進部長の伊藤紀彦でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、市民活動推進部の課長を紹介いたします。  協働推進課長の松岡秀幸でございます。  学園都市文化課長の小浦晴実でございます。  多文化共生推進課長平本博美でございます。  男女共同参画課長の小菅美由紀でございます。 8 ◎小峰総務部長 総務部長の小峰修司でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、総務部の課長を御紹介いたします。  総務課長の中部いずみです。  記念事業課長の浅見久光です。  法制課長兼ねて公平委員会事務局長の音村昭人です。  総務部次長兼ねて職員課長の植原康浩です。  労務課長の太田浩市です。  安全衛生管理課長の江口惠子です。 9 ◎廣瀬財務部長 財務部長の廣瀬勉です。よろしくお願いいたします。  それでは、財務部の課長を御紹介いたします。  財政課長の宇田川聰です。  管財課長の今川邦洋です。  建築課長の小林俊雄です。  財務部次長兼ねて契約課長の小俣勇人です。  財務部次長兼ねて検査課長の篠崎宏です。 10 ◎大野税務部長 税務部長の大野哲宏です。どうぞよろしくお願い申し上げます。  それでは、税務部の管理職を御紹介申し上げます。  税務部次長兼ねて税制課長、内田哲生です。  住民税課長、関谷健司です。  資産税課長、大津仁利です。  税務部次長兼ねて納税課長、水野裕です。 11 ◎荒木生活安全部長 生活安全部長の荒木紀行です。よろしくお願いいたします。  それでは、生活安全部の課長を紹介いたします。  防犯課長の高橋健司でございます。  防災課長の野口庄司です。 12 ◎松日樂市民部長 市民部長の松日樂義隆です。よろしくお願いいたします。  それでは、市民部の管理職を御紹介いたします。  市民部次長兼ねて市民生活課長の青木正美です。  消費生活センター所長の山崎寿子です。  市民課長の中野目泰明です。  八王子駅南口総合事務所長の及川純一です。  浅川地域事務所長の森田正志です。  由木地域事務所長の田中明美です。  元八王子地域事務所長の鎌田晴義です。  北野地域事務所長の小海清秀です。  斎場事務所長の鮫島四男です。 13 ◎布袋会計課長 会計課長の布袋孝一です。よろしくお願いいたします。 14 ◎渡辺選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局長の渡辺孝でございます。よろしくお願いいたします。  選挙管理委員会事務局の課長を御紹介いたします。  荻原博でございます。 15 ◎小坂監査事務局長 監査事務局長の小坂光男でございます。よろしくお願いいたします。 16 ◎伊藤裕司委員長 以上で紹介は終わりました。  次に、組織改正に伴う本委員会の所管事項を説明願います。 17 ◎伊藤都市戦略部長 お手元の常任委員会所管事項説明資料をごらんください。資料中、5ページから8ページにつきましては、組織機構の全体像をお示しいたしているところでございます。  続いて都市戦略部の所管事項について御説明をいたします。  11ページをお開き願います。当部は、ここにお示ししてありますように、都市戦略課自治推進課、秘書課、広報課の4課で構成をいたしております。このうち13ページ、都市戦略課につきましては、特命事項の調査研究、あるいは新たな政策の立案等、また14ページ、自治推進課につきましては、現在進めております中核市への移行をはじめ分権の推進に関する事務を所掌しております。  なお、15ページ、秘書課、16ページ、広報課につきましては、これまでの都市戦略室秘書担当、広報担当が担ってきました事務事業を分掌いたしております。 18 ◎木内総合経営部長 続きまして、総合経営部の所管事項について御説明申し上げます。  17ページをごらんください。当部は総合計画第一課、同じく第二課、広聴課、経営管理課の4課で組織しております。  19ページをごらんください。総合計画第一課、同じく第二課につきましては、基本構想・基本計画の策定、重要な施策の総合調整、市議会一般質問等の総合調整を行っております。  続きまして20ページでございます。広聴課につきましては、市民の声を市政に反映する広聴業務及び市民参加の推進にかかる統括を行っております。  最後に21ページでございます。経営管理課につきましては、施策の評価、組織機構の構築、職員定数の管理を通じて行政運営の総合調整を行っております。 19 ◎穂坂市史編さん室長 市史編さん室について御説明いたします。  説明資料は25ページになります。市史編さん室はこれまで総合政策部内にございましたけれども、部相当の室として独立をいたしました。事務分掌については変更はありません。 20 ◎設楽行財政改革部長 行財政改革部の主な事業について御説明申し上げます。  資料27ページをお開きください。当部は3課39名で構成をされております。  続きまして、29ページをお開き願います。行革推進課でございますけれども、この課では、行財政改革大綱の策定や進行管理、民間経営手法の活用や外部監査事務など、行財政改革にかかります総合的な企画推進にかかわる事務を行っております。  次に、30ページをお開き願います。行政管理課では、公共施設運営や事務の効率化等に関する調査分析など、効果効率的な行政運営の総合的な調整に関する事務を行っております。  続きまして、31ページの情報管理課でございますが、行政情報化の総合調整、情報基盤ネットワークシステム及び住民情報ネットワークシステムなどの開発、管理運営に関する事務を行っております。 21 ◎伊藤市民活動推進部長 市民活動推進部の所管事項につきまして御説明申し上げます。  33ページをお開き願います。市民活動推進部は全体で4所管でございます。それでは、各課について御説明申し上げます。  35ページをお開き願います。協働推進課でございます。事務分掌に変更はございません。  続きまして36ページ、学園都市文化課でございます。この課も事務分掌に変更はございません。  続きまして37ページ、多文化共生推進課でございます。課名を国際交流課から多文化共生推進課に名称変更いたしました。この課は、外国人市民の生活・コミュニケーション支援と国際理解・国際交流事業を推進しております。  最後に38ページの男女共同参画課でございます。事務分掌に変更はございません。 22 ◎小峰総務部長 それでは、総務部の所管事項について御説明いたします。  39ページをお開き願います。総務部は全体で6所管となっております。それでは、各課について御説明申し上げます。41ページをお開き願います。41ページからそれぞれの課が出てまいりますので、順に御説明申し上げます。  まず総務課につきましては、事務分掌に変更ございません。  次に、42ページの記念事業課でございますが、組織改正により新設されまして、市制100周年記念事業に向けた事務を行っております。  続きまして43ページの法制課につきましては、事務分掌に変更はございません。  次に、44ページの職員課につきましては、事務の一部を労務課に分け、職員の任免等人事一般、採用試験、研修等に関する事務を行っております。  続きまして、45ページの労務課でございますが、これまで職員課として行っていた事務の一部を分け、職員の給与の支給、労務管理、福利厚生等に関する事務を行っております。  次に、46ページの安全衛生管理課につきましては、事務分掌に変更はございません。  恐れ入りますが、少し飛びまして83ページをお開き願います。公平委員会事務局になりますが、総務部の法制課で併任をいたしておりまして、事務分掌に変更はございません。 23 ◎廣瀬財務部長 財務部の所管事項について御説明いたします。  47ページをお開き願います。財務部は5課体制となっております。それでは、各課について御説明を申し上げます。  49ページから51ページまでの財政課、管財課、建築課につきましては、事務分掌に変更はありません。  次に、52ページから53ページをお開き願います。契約課から検査業務を分離いたしまして、検査課を新設いたしております。  まず契約課でございますが、工事請負、委託、物品の購入、不用品の処分等の契約に関する事務を行っております。  次に、検査課でございますが、工事、物品等の検査に関する事務を行っております。 24 ◎大野税務部長 それでは、税務部及び固定資産評価審査委員会事務局の所管事項でございますけれども、今回の組織改正に伴う事務分掌の変更はございません。  資料につきましては、税務部は55ページから60ページ、固定資産評価審査委員会事務局が91ページとなります。 25 ◎荒木生活安全部長 生活安全部の所管事項について御説明申し上げます。  61ページをお開きください。生活安全部は2課で構成されており、市民が安全で安心して暮らせるまちを実現するため、警察、消防機関と連携し、防犯、防災対策を担当しております。  それでは、63ページをお開きください。防犯課でございます。この課は防犯を中心とした生活安全対策をはじめ、暴力団排除、空き家の適正管理に関する業務を担当しております。  続きまして防災課でございますが、事務分掌に変更はございません。 26 ◎松日樂市民部長 市民部の所管事項につきまして御説明いたします。
     65ページをお開きください。当部は市民生活課消費生活センター、市民課、八王子駅南口総合事務所、4地域事務所及び斎場事務所の9所管から成っております。それでは、各課につきまして御説明いたします。  67ページをお開きください。まず市民生活課は、事務所との総合連絡調整等のほか、市営霊園の管理運営、各種相談事務及び交通災害共済にかかる事務を行っております。  次に68ページをお開きください。消費生活センターは、消費者保護及び消費生活にかかる情報の提供に関する事務を行っております。  隣の69ページをごらんください。市民課は、戸籍法、住民基本台帳法に基づく届け出の受け付け、記録及び証明書の交付、印鑑条例に基づく印鑑の登録及び証明書の交付、住居表示及び町区域に関する事務を行っております。  次に、70ページの八王子駅南口総合事務所、隣の71ページ、市民部事務所、さらに72ページの斎場事務所につきましては、事務分掌に変更はございません。 27 ◎布袋会計課長 会計課については、事務分掌に変更はありません。 28 ◎渡辺選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会事務局も事務分掌に変更はございません。 29 ◎小坂監査事務局長 監査事務局につきましても、事務分掌に変更はございません。 30 ◎伊藤裕司委員長 所管事項の説明は終わりました。  御質問はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◎伊藤裕司委員長 御発言もないようでありますので、進行します。   ──────────────────────────────────────────  第71号議案 平成25年度八王子市一般会計補正予算(第1号)について-総務企画委員会所管分-   ────────────────────────────────────────── 32 ◎伊藤裕司委員長 これより議案の審査に入ります。  まず、第71号議案、平成25年度八王子市一般会計補正予算(第1号)についてのうち本委員会所管分を議題とします。  本件について、市側から説明願います。 33 ◎宇田川財政課長 それでは、財務部財政課所管分について御説明申し上げます。  補正予算説明書17ページをお開きください。中段、第2款総務費、第1項総務管理費、第7目財産管理費の説明欄1、財政調整基金積立金でございます。15億1,471万円を増額いたしております。これは、本年度交付されます普通交付税が当初予算額を上回ったことから差額分を積み立てるものでございます。  なお、補正後の財政調整基金の25年度末現在高見込額は91億2,703万円となります。  次に、その2つ下、説明欄3、公共施設整備基金積立金でございます。今後の施設の整備や改修にかかる財政負担に備えるため、一般財源10億円を積み立てるものでございます。補正後の公共施設整備基金の25年度末現在高見込額は29億2,751万円となります。  続きまして、歳入でございます。11ページをお開きください。上段、地方交付税につきまして、地方交付税法の規定に基づき国が算定しました結果、普通交付税の交付額が49億1,471万円に決定いたしました。当初予算額との差15億1,471万円を増額するものでございます。  次に、14ページ上段をお願いいたします。前年度繰越金です。今回の補正予算に必要となります一般財源といたしまして、前年度からの繰越金21億6,238万円を計上しております。  最後に、24ページから27ページにあります市債補正調書になります。27ページをお開きください。数値が記載されている欄のうち、一番左の列、前年度末現在高の下から2行目、合計の補正額欄になります。24年度中の借り入れ及び償還実績によりまして24億6,097万円を減とし、一般会計の24年度末の借入残高はその下段にあります1,262億5,872万円になったところでございます。  また、その右側の当該年度中起債見込額の合計欄の括弧内、14億2,160万円につきましては、24年度から25年度への繰越明許費による借入見込額を書き込み、この表を整理しております。  なお、当該年度中起債見込額の補正額の欄で9,610万円の増額となっておりますが、こちらにつきましては文教経済委員会への付託分となっております。 34 ◎小浦学園都市文化課長 それでは、市民活動推進部学園都市文化課所管分について御説明をいたします。  説明書中4ヵ所ほど記載がございますが、最初に概要を御説明いたします。  本年11月22日から開催される予定の第3回ガスパール・カサド国際チェロコンクールin八王子につきまして、現在準備を進めているところでございますが、開催資金につきまして、協賛金等の確保が難しいため、コンクールを支援する市民や企業からの寄附金を積み立てた若きチェリスト育成基金から取り崩し、実行委員会に対して交付金として追加支出するために計上するものです。  なお、今後基金への寄附が見込めないため、基金の歳入見込を減額するものでございます。  それでは、それぞれの記載箇所について御説明をいたします。  最初に、補正予算説明書の13ページをお開きください。真ん中より下の部分のところでございます。実行委員会へ寄附する交付金の部分でございます。歳入としまして、第19款繰入金、第1項基金繰入金、第3目若きチェリスト育成基金繰入金、説明欄1、若きチェリスト育成基金繰入金1,804万円でございますが、実行委員会への交付金として支出するため、基金から繰り入れる1,804万円を計上するものでございます。  次に、ページが飛びまして、歳出の18ページをお開きください。第2款総務費、第1項総務管理費、第18目文化振興費、説明欄1、芸術文化振興1,804万円でございますが、御説明したとおり、国際チェロコンクール支援のため、実行委員会に対し、19節負担金補助及び交付金として基金から繰り入れた1,804万円を支出するために計上するものでございます。  続きまして、基金についてでございますが、ページを戻っていただきまして歳入の13ページをお開きください。上段の部分でございます。基金への寄附金の入りの部分でございます。第18款寄附金、第1項寄附金、第1目寄附金、説明欄1、若きチェリスト育成基金充当分でございます。当初開催年ということで1,910万円を見込んでおりましたが、今後基金への寄附は見込めないため、今年度の寄附額310万円との差額1,611万円を減額するものでございます。  次に歳出でございますが、17ページをごらんください。第2款総務費、第1項総務管理費、第7目財産管理費、説明欄2、若きチェリスト育成基金積立金でございます。同じ理由で積立金を1,611万円減額するものでございます。 35 ◎野口防災課長 続きまして、防災課所管分に関する補正予算について御説明申し上げます。  恐れ入ります。補正予算説明書20ページ、第9款消防費、第1項消防費、第2目非常備消防費をごらんください。説明欄1、消防団運営費を1,378万円増額するものです。これは、東京都が多摩移管120周年特別事業の1つとして消防団活動の充実、団員の安全管理を図るための助成制度を創設したことから、本市でもこの助成制度を利用し、編み上げ活動靴と簡易救助資器材を購入する費用を計上したものでございます。  なお、この財源といたしまして、12ページ、歳入予算の第16款都支出金、第2項都補助金、第7目消防費都補助金を歳出と同額1,378万円を増額いたします。 36 ◎伊藤裕司委員長 市側の説明は終わりました。  御質疑を願います。 37 ◎鳴海有理委員 それでは、まず公共施設整備基金の積立金について何点かお伺いしたいと思います。  まず、28年度までは施設整備の計画があったかと思いますけれども、これまでの施設整備の進捗状況は、今、計画の何%ぐらい達成されているのかおわかりになるでしょうか。 38 ◎小林建築課長 施設整備の進行状況ということですけれども、平成14年度の施設白書に基づきまして大規模修繕計画を立てております。それに基づいて予防保全的な対応策ということで実行しておりますので、特に施設白書に基づいたものに関しては十分達成していると考えております。 39 ◎鳴海有理委員 では、28年度までの最初に立てた施設白書に基づいた計画は予定どおり実行されているということでよろしいでしょうか。もう一度確認をお願いします。 40 ◎小林建築課長 そのとおりです。 41 ◎鳴海有理委員 あと、14年度の施設白書の中で、今後施設整備に必要とされる総額が1,300億円ほどというような見込み数値が白書の中で出されていたと思うんですけれども、その数値は今後どういうような見込みになるんでしょうか。施設整備にどれぐらいの費用がかかる見込みなのか、わかれば教えてください。 42 ◎小林建築課長 今現在、八王子市の公共施設600棟の全てに対して、建築時から75年を寿命とした解体までのライフサイクルコストを試算しているところです。それが今年度中か来年にかかると思うんですけれども、確定しましたら、そのあたりで事業計画的なものが見えてくると思います。 43 ◎鳴海有理委員 では、28年度以降も踏まえた今年度中に策定されるという全体の計画の、進捗状況をもう少し御説明いただければと思います。 44 ◎小林建築課長 今現在、27年度以降のものについて構築中であります。 45 ◎鳴海有理委員 もしわかればでいいんですけれども、今後、施設の老朽化がどんどん進んでいく上で、さらに取り崩しが必要になってくる時期が来ると思うんですが、一番施設整備に費用がかかってくる、取り崩しが必要になってくるピークの時期というのはいつぐらいを予想されているのか、わかれば教えてください。 46 ◎小林建築課長 26年度中にはその辺の事業計画が見えるように構築中であります。 47 ◎鳴海有理委員 まだわからないということなので、そういった中長期的な計画に基づいた積み立てが必要だと思いますので、まずは計画の策定、今、進んでいるようですので、ぜひきっちりと将来を見込んだ計画づくりを進めていただきたいと思います。  次に移ります。ガスパール・カサド国際チェロコンクールin八王子のことについて何点かお伺いしたいんですけれども、今回協賛金の収入が見込めなかったということでこういった補正を組まれたんですが、非常に残念だなと率直に思っております。協賛金がこれだけ集まらなかったのはどういう理由だと考えているのか教えてください。 48 ◎小浦学園都市文化課長 今、御質問いただきました協賛金がなぜ集まらないかというところでございますが、長引く不況、今後は変わってくる場合もありますけれども、不況の影響がやはり一番大きいというふうには考えております。 49 ◎鳴海有理委員 もちろん、そういった理由もあるかと思いますけれども、これで、協賛金が今後なかなか集まらなければ、チェロ・コンクールを今後続けていくことも非常に難しくなってくるのではないかと思うんです。例えばPRですとか呼びかけなどの状況はどうだったのか、改善策はあるのか、そういったところをお聞かせください。 50 ◎小浦学園都市文化課長 協賛金を集めるに当たりましてのPRでございますが、実行委員会の15名が手分けして、各団体ですとか、そういったところを中心に、前回の実績等も踏まえましてお声かけしているところでございます。また、コンクールそのものの周知につきましても、チェロの演奏体験ですとか、アウトリーチコンサートですとか、あるいは今年度で言えばカサド展示会等を南口総合事務所のところでやっておりまして、PRしているというところでございます。もちろん、ホームページですとかチラシですとか、そういったところも心してやっているところでございます。 51 ◎鳴海有理委員 PRしているけれども、なかなか集まらないという中で、どういうところが原因なのかという分析が今後必要になってくると思いますので、これまで寄附をいただいた方の中で今回いただけなかった方の理由ですとか、そういった分析をしっかりしていただきたいと思います。  あと、少ないのは寄附者だけなのか、例えばコンクールの今回の参加者の状況ですとか、また、ボランティアの集まりぐあいですとか、そういったところはいかがでしょうか。 52 ◎小浦学園都市文化課長 参加者でございますが、現在のところ、188名の応募者がございまして、その中で承認といいますか、日本に来られて演奏の予選に入るという方が一応35名ということでございます。ボランティアにつきましても随時募集をしておりまして、現在97名のボランティアということで、まだ募集をしているというところでございます。 53 ◎鳴海有理委員 もう一度お伺いしたいんですが、その数字はこれまでの集まりぐあいに比べてふえているのか減っているのか、状況を教えてください。 54 ◎小浦学園都市文化課長 出場者でございますが、前回は132名の参加で、ことしは188名の参加希望ということでございます。実際のところ、その中で予選を通過した者につきましては、前回62名から、今回35名ということでございます。ボランティアの人数につきましては、前回391名ということで集まっております。現在まだ97名ということでございますが、また9月、10月と直前になりますとかなり応募もございますので、もっとふえてくるというふうに思ってございます。 55 ◎鳴海有理委員 私の印象ではありますけれども、前回のコンクールのときは、まちのあちこちで旗が立っていて、すごく盛り上がっていたイメージがあったんです。今回国体の時期と重なってしまったという影響も少なからずあるのかなと。国内外からの期待されてきたコンクールなんですけれども、今回のコンクールの国内外からの期待ですとか注目度ですとか、盛り上がりは十分なのかというところではどういうふうに捉えていらっしゃいますでしょうか。最後に部長にお伺いしたいと思います。 56 ◎伊藤市民活動推進部長 国際コンクールに関しましては、市民手づくりで立ち上げたもので、市民の方が主体となって、それぞれ盛り上がりに努めているところでございます。第1回、第2回という点に比べますと、協賛金の集まりにつきましても、周知あるいは市民の方への浸透という点ではさらなる努力が必要なのかなと思っております。11月に控えておりますので、今後2ヵ月間におきましても、開催の成功に向けて取り組んでいかなければいけないと思っております。 57 ◎吉本孝良委員 1点質問させていただきます。質問の前に確認をさせていただきたいんですけれども、消防団の運営費のところで、せんだっての代表質疑の中で、うちの新政会の伊藤代表のほうから質問がありました簡易救助資器材一式の件なんですけれども、分団等に確認したところ、各分団の装備等が一致していないので今回の備品になったという答弁内容で正しかったでしょうか。 58 ◎野口防災課長 おっしゃるとおりでございます。 59 ◎吉本孝良委員 今回の消防団の備品の件なんですけれども、確かに装備自体、分団がおのおの違うとは思うんです。消防団の現場を担当している者として見て、いざ震災等があったときに、各消防団員の連絡方法はどうなんだろうかと。今現在、各団員は携帯電話等を持っていて連絡等がとりやすい状況にはなっているんですけれども、いざ震災時があったときに携帯電話等で連絡がとれないというときに、防災課としてはどのように考えるか御質問します。 60 ◎野口防災課長 連絡方法でございますが、昨年度、消防団に対しまして、消防団のデジタル無線も導入を図ったところでございます。そういったものを活用しまして、消防団内で連絡を図っていきたいと考えております。 61 ◎吉本孝良委員 たしか、各部のほうに2台でよろしかったですか。確認します。 62 ◎野口防災課長 そのとおり、各部単位ですと2台です。 63 ◎吉本孝良委員 確かに2台いただきまして、実際問題、それに基づいて活動を行いました。しかし、震災等、何かあったときに部ごとに動いて、各班ごとに動いた場合、3班あるんです。でき得るならば、班単位ぐらいには、パーソナル無線というか、配備していただくようなお考えはあるかないか、お聞かせ願います。 64 ◎野口防災課長 今後につきましては、また消防団も検討会等を設けておりますので、そういった中で検討させていただきたいと思います。 65 ◎吉本孝良委員 ぜひよろしくお願いします。各消防団員は、もし震災があった際に、自分たちの安全とか安心を考える中でも、縦の連絡方式で、現場で起きていることをリアルに伝えていくことが必要だと思うので、ぜひとも検討をよろしくお願いいたします。 66 ◎村松徹委員 私はガスパール・カサド国際チェロコンクールin八王子の件だけで、これにつきましてお伺いさせていただきます。  これは2回大成功で終わって、そして、今回3回目の財源につきましては、当初の予定のように協賛金は集まらなかったために基金の取り崩しを行うという、そうした流れがあって、3回目の実施ということが今回の補正で確定するということになると思うんですけれども、今後も、これは大事な市の事業だと私は思っていまして、継続していくということを切に願う立場から、今回の事態についてどうしてこのようになってしまったのかということと、具体的にこれから対策を考えなくちゃいけないと思いますので、幾つか質問させていただきます。  まず、若きチェリスト育成基金の積立金は、条例の設置の目的を見ると、国際コンクールの開催を中心とした若きチェリストを育成するための事業の資金に充てるという設置目的が書かれていますので、特にこれは取り崩すことに対しては大きな問題ではないと思うんですが、ただ、1,000円しか残高が残らない。実質的に休眠状態のような基金になってしまう。一時的な形にしても、果たしてこれでいいのかなという気はするんです。  順次聞いていますけれども、まず、25年度の予算を審査するときに、市の負担金部分は2,300万円ということで、この3月の定例会では予算案がかけられて、これについて議会でも了承という形になったわけです。わずか半年やそこらで大きく見通しが狂っちゃったということは、これは間違いないと思うんです。今回取り崩した1,804万円をそのまま市費負担に充てるということでありますので、さっき景気の後退とか、そういう理由だという話ですが、半年間で大きく変わってはいないと思うんです。2年半前に、3.11もありました。そしてまた、5年前ですか、リーマンショックがあったわけですけれども、この半年間で大きく経済状況は変わっていないと思うんです。そのあたりのもうちょっとはっきりした、景気状況の話だけではなくて、何が理由だったのか、これをもう少しわかるように説明していただけないですか。 67 ◎小浦学園都市文化課長 今、御質問がございましたこの半年でということでございますが、予算を計上したときには、実はオリンパスからの寄附金等も反映しておりません。そこの部分もございまして、こういった乖離といいますか、数字になっていると考えております。 68 ◎村松徹委員 オリンパスは前回と同様1,500万円の寄附をしていただくことになったのではないですか。それを確認させてください。 69 ◎小浦学園都市文化課長 今の御質問でございますが、オリンパスからは、3月、年度末のぎりぎりのところでいただいたというところでございます。1,500万円いただいたということでございます。 70 ◎村松徹委員 ということは、3月末ぎりぎりに寄附金が確定したので、要するに前回は1,500万円ですよね。第1回のときに3,000万円という寄附をいただいたと理解しているんですけれども、前回よりももっといただけるというふうに予想していたということですか。要するに、第2回は1,500万円寄附されたんですよね。今回第3回目で1,500万円というのは、本当はもっと大きく寄附金があるというふうに想定していたということですか。 71 ◎小浦学園都市文化課長 オリンパスにつきましては、当初寄附金のほうはなかなか難しいという中で話は進んでいたというところでございます。そのお願いする中で年度末にいただいたというところでございます。 72 ◎村松徹委員 オリンパスは大変な経営状況がありましたけれども、地域に対する貢献という形で、八王子の文化芸術振興といいますか、こうやってまた前回と同額の協賛金を出していただいた。これは非常にありがたいと素直に思っています。ただ、協賛金の全体の額が1,595万円となっています。そのうちの1,500万円がオリンパスの協賛金ということであれば、それ以外の会社だとか一般の協賛金は95万円となるわけですか。この間、3年間ですか、第3回を目指して取り組んできた結果として、オリンパス以外で95万円というのは、オリンパスに対する依存度というのは余りにも高過ぎるのではないかと思うんですけれども、これをどういうふうにごらんになっていますか。 73 ◎小浦学園都市文化課長 冒頭御説明した基金のところでございますが、310万円、こちらが今年度基金としていただいた金額でございます。それと、あとは3月にいただいたオリンパスの分を含んでということでございますので、合計で1,804万円ということでございます。 74 ◎村松徹委員 そうすると、オリンパス外で約400万円の協賛金が集まったという感覚でよろしいんですね。要するに、基金に入れ込んだ300万円が協賛金。  それで、本当はもっと突っ込んで聞きたかったんですけれども、事業規模は今回若干落としたではないですか。第2回、第1回のときに比べますと、約2,300万円事業規模を削っておりますけれども、実はこの事業費の構造というか、構成というのはどんな感じになっているんですか。 75 ◎小浦学園都市文化課長 今回事業費のほうは5,699万円ということで、2,279万4,000円前回から落としてございます。主なところでございますが、審査員あるいは出場者に旅費の補助をしております。そこのところが339万円、あるいはホームページ作成料の委託278万円、あるいは委託費、これはまちなかコンサートをチェロ・コンサートコミュニティというNPO団体に委託をしております。ここのところは380万円、ほかに審査員の謝金ですとか、あるいはもちろん会場費というところでございます。 76 ◎村松徹委員 これは規模は減らしていますけれども、協賛金とか、協力してくれる企業をどんどん裾野を開いていく中で、市の持ち分みたいなものを適正化といいますか、身の丈に合った事業規模というものも必要なのかなと思います。言葉は悪いかもしれませんけれども、ぜひ続けてもらいたいという気持ちで言っていることでありまして、いろいろな協賛金の企業に対しても、例えば狭い範囲で考えるのではなくて、いろいろなところにアタックしていただきたいというか、海外のそれこそ楽器メーカーだとか、文化に対してファウンデーションといいますか、基金を持っている財団はいっぱいありますし、国際コンクールはわずか100ちょっとしか世界にはないわけです。そういうところに文書だとかいろいろな形でアプローチするということもぜひ頑張っていただきたいと思います。頑張ってというだけではなくて、私も汗をかいていければと思っています。まだそこまでいっていないのかなという気もしますけれども、ぜひチェロ・コンクールから、若きチェリストとして世界に雄飛するような、海外の音楽雑誌だとか、優勝したということがニュースになるような大きな夢を持って、取り組んでいただきたいと思っています。  なぜフィレンツェで継続できなかったのかという理由もよく精査していただきながら、お金の問題は大きいのかと思うんです。事業が行われる前提には資金というのはありますから、そこのところでしっかりと大きく協力の輪を広げていっていただきたいと思いますが、これからきちっとそういう形で継続していくということを前提にしっかり取り組んでいただきたいと私は思うんです。その思いはいかがなものか教えてください。 77 ◎伊藤市民活動推進部長 このコンクールにつきましては、もともと市民の方が主体となって立ち上げて、手づくりで行われることに意義があると思っております。また、継続に関しましても、その判断は実行委員会としてしっかりと決定していくべきだろうと思っております。それから、開催資金の重要性につきまして、委員からもお話がございましたけれども、資金というのは非常に重要な要素を占めております。今回は協賛金等が十分に集まらなかったという現状にございますので、このコンクールをさらに発展させるためには、そういった資金の獲得、さらに市民の方の盛り上がりというのは重要な要素だろうと思っております。あくまでこの開催、それから今後につきましても、実行委員会が中心となって、今後どうしていくか、それを検証した中で慎重に判断されていくべきだろうと思っております。 78 ◎村松徹委員 1つだけ要望させていただきますけれども、せっかく第1回、第2回とも大変な思いをしてここまで来られて、今回3回目ということで、はっきり言って期待していますし、高い関心を持っています。八王子もこういう文化の発信地にどんどんなっていくという重要な位置づけ、シティブランドのようなものも、もちろんあると思います。説明だけを聞いていますと、急遽資金がショートしたというか、足りなくなったからみたいなイメージもとれるような部分もあるわけです。もっと積極的にできるのではないかとか、こんなこともできるのではないかとか、今回基金の取り崩しで手当てするとなりますけれども、積極的に、またポジティブに事業の継続を考えていただきたいと要望して、終わらせていただきます。 79 ◎森英治委員 2点ほど確認をさせてください。  1つは、地方交付税の関係で、代表質疑もありましたので、結構聞いていたつもりではいたんですけれども、改めてお尋ねしたいと思うんです。  私は、当初予算のときの審議でも、昨年と人口規模とか事業が変わらないんだろうから、逆に税収として10億円ぐらいプラスになる。だから、当初の見込みで、同じように昨年もらったのが約60億円近かったですから、今回は50億円ぐらいでということで見積もるのがいいのではないのかみたいな思いがあったんですけれども、改めて違いみたいなもの、交付の内容が基準財政需要額に入るという項目が変化をしているという御答弁があったので、簡単でいいですから、何か違いがあったということだけ教えてください。 80 ◎宇田川財政課長 25年度の交付税の算定に当たりましては、基準財政需要額の伸びといたしまして、まず保健衛生費、ここにおきまして3ワクチン、これは子宮頸がん、ヒブ、また小児用肺炎球菌ワクチンでありますけれども、これが定期予防接種化され、一般財源の負担になっておりますので、これらが見込まれたこと、また妊婦の健康診査等が一般財源化されていますので、これらで保健衛生費が6億7,000万円ほど伸びています。そのほかに高齢者福祉、こちらが高齢者人口の増や医療給付費の増によりまして増額となっております。また、新たな項目といたしましては、地域の元気づくり推進費という形で、これまでの行財政改革の取り組み等を反映させた形での算定が行われまして、こちらのほうで3億円ほど伸びた要因が増要因というふうになっております。 81 ◎森英治委員 そうしますと、伸びる要因はいろいろ御説明いただいたんですが、逆に減ったみたいな話はなかったんですか。 82 ◎宇田川財政課長 減要因といたしましては、生活保護費、こちらにつきまして扶助単価またはニーズの見直しによって減額、または清掃費、こちらのほうが委託料の算定の見直しによりまして減額項目、需要額の変更としましてはそのような変更があります。 83 ◎森英治委員 では、最後になります。きょうは中核市ではないんですけれども、中核市のときにも代表質疑でいろいろ聞いていたんですが、改めて12日の話になるんですけれども、37億円が基準財政需要額で見込まれる、だから、平気だと言っているんですが、一番気になるのがそこで、いろいろ基準財政需要額という決め方が、国のほうのさじかげんですからわからないんです。そうやってふえている分にはいいんですけれども、いつも副市長がおっしゃっているように、税収が上がってくれば交付税をもらわなくたっていいわけですから、だけれども、税収が上がるというのがなかなか感じられないんです。アベノミクスやオリンピックでも景気がどこまですぐ上がってくるのかというのは見えない、聞いたって、給与が上がってこない。逆に少なくなっていくというのが一般の状況ですから、そういう上がってこない中での、税の増額は見込めないだろう。そういう中では、交付税をしっかりもらわないといけない。来年もそうだろうと思うんですが、中核市のときに算定基準があって、間違いなく心配がないのかどうか、その辺の不安があるものですから、日が違うかもしれませんけれども、どういう見解でいるのか、地方交付税ということで確認をさせてください。 84 ◎宇田川財政課長 中核市に移行した場合の交付税の24年度で算定した場合に37億円という数字をお示しさせていただいていますけれども、こちらにつきましては、東京都と整合を図った上での数値になっております。また、25年度につきまして、まだ東京都と整合を図っておりませんけれども、市のほうで試算したところによりますと、およそ37億円が増額になると見込んでいるところでございます。 85 ◎森英治委員 ちょっと私たちはわからない状況があるんですが、頑張って交渉していただいて、なるべく取っていただきたい。税収が上がればいいんですけれども、そんな心配もあるものですから、よろしくお願いします。
     あと1点、先ほどから質問があるチェロ・コンクールの支援ということで、今後の話も、私も個人的な意見とすると、前市長は市民力があって市民の力で実行委員会を立ち上げて、今まで2回をやってきました。八王子の市民力だと毎回PRをされて、確かにすごい市民力だなと感心もしていました。そこを協働のまちづくりの中でやめるわけにいかないだろうと思っていますし、市民力をさらに充実させるためには、行政の後押しが必要なんだろうというふうには思っています。そういう面では、今後いろいろ知恵を出して、市民と協働して継続をしていただきたいと、先の話です。  今回1点だけ聞きたいのは、今まで実行委員会の組織体制とか、普通、お祭りをやっても何をやっても、景気が悪いから少し落ちるという話はあっても、そんなに極端に下がるというのはないんです。熱を持っている市民だから、私も熱を持っている市民の1人として、お祭りをやろうというときに、お店が少なくなってくれば、では、ことしは少し余分に出すか、ないけれども、頑張ろうみたいな気持ちになるんです。そういう市民力があった実行委員会ですから、気になるのは、体制が変わっちゃったのか、何か少し組織的に市民に浸透しない、仲間に浸透しない。  例えばスタートのころは、私も実行委員会のメンバーの方からお話しいただいて、議会なんかも全部でどうしようかという議論もしたと思うんです。個人的には、1万円払って賛助会員だか何かわかりませんけれども、そういう会員になりますと、そんな話をもらったりとかしていたんです。最近そういう話も全然来ないですけれども、全体的にそういう組織体制というのが、大きく変化があったのかと。私はまた3年後にやっていただきたいと思うんですが、そういうときに、市民力をあれだけPRして褒めた実行委員会がどう変わっちゃったのか。それによって市の財政的な援助をしていいのか。市民協働事業としての事業ではないわけですから、国際的にやる事業ですから、それをしっかりしていないといけないと思うんですが、その辺に何か変化があったのかどうかだけ1点お尋ねをします。 86 ◎伊藤市民活動推進部長 これまではNPO法人のチェロ・コンサートコミュニティが事務局となって行っておりました。今回は学園都市文化ふれあい財団が事務局となりまして、事務局が変わっても、そういったコンクールの開催、成功に向けた努力というのは変わっておりませんけれども、経済状況というのは一因だろうというふうに思っております。市民の機運の高まりとか、そういったものでなかなかお金が集まらない。その厳しさがある中で、この大会成功に向けたさまざまな努力も必要だろうというふうに思っておりますし、今後どういうふうな形で、あるいは身の丈に合った開催というのも一つの工夫だろうと思います。あくまで協働のまちづくりとおっしゃられましたけれども、市民のそういう大会を成功したい、あるいはこういうことをやりたいんだという思いを尊重しながら、どういった形で実現していくべきなのかということは議論の中で整理していくべきなのかなと思っております。 87 ◎市川潔史委員 ガスパール・カサド国際チェロコンクールin八王子ですけれども、おととし、東日本大震災があって、やるべき年はおととしでしたか、去年、どちらでしたか。 88 ◎小浦学園都市文化課長 過去、平成18年、21年とやっておりまして、平成24年というのが3回目を予定してございました。 89 ◎市川潔史委員 だから、東日本大震災があって、本当は去年だったんだけれども、その前の年から活動しなきゃいけない中で、福島の話もあって、海外から応募者も少ないだろうという前市長の判断があって延ばしたということでいいわけですね。 90 ◎小浦学園都市文化課長 震災の影響でということで延期しているということでございます。 91 ◎市川潔史委員 だから、東日本大震災を受けて、価値観が変わったという人もいれば、いろいろな流れが変わったという人もいます。ですから、いろいろな思いがあって変わった部分があるんでしょうけれども、例えば先ほど来からの答弁で、市民力が弱まったということなんですか。実行委員会の皆さんの熱意が。例えば18年、21年というと、実は私の個人的な立場で言うと、1回目、2回目は、会派の代表、また議長をやらせていただいた時期なんです。今回は無役だから私のところには何もなかったということがあるんでしょうけれども、それだけではなくて、実行委員会の皆さんの熱意が低下したということですか。 92 ◎伊藤市民活動推進部長 実行委員会のメンバーの皆さんは、そういった成功に向けた思い、あるいは資金を集めるという努力はしております。ですけれども、実際に資金の獲得が難しいという現状がある中で、そういった思いをどうやって実現するかというところで非常に苦慮しているというのが現状だろうと思っています。 93 ◎市川潔史委員 だから、事業費というのはそんなに縮小できないでしょうから、こういう寄附が集まらないときは、普通は行政のほうがふやすという思いが、これは継続するなら当然あるわけですけれども、実行委員会の方のプラス・マイナスがあるけれども、市のほうはこれしか固定しませんと、これからもそういう感じなんですか。副市長、どうですか。 94 ◎中村副市長 今回補正のときの議論として、協賛金が約半分、1,800万円集まらないという中で、この1,800万円をカットした中で事業費を縮小して、要は当初予算で5,600万円ですから、3,800万円での運営ができるかできないかという議論もしたという経過があります。ただ、総額が決まっている中で、その財源が確保できないからということで、もうスタートしていますから、総額のカットは、これはないだろうという中で、では、5,600万円を保証する中で財源構成をどうするか。そういう中での査定の結果としてこういう姿になっております。  そうした中で、先ほどオリンパスからの1,500万円、当初オリンパスは会社のいろいろな問題がありましたから出さないという議論をしていた中で、もしこの1,500万円がなかったときに、市は約600万円から700万円の一般財源で充当しておりますけれども、今、市川委員から言われましたように、600万円700万円を固定したきに、仮定の話で申しわけありませんが、もしオリンパスの1,500万円がなかったとすれば、では、2,200万円、2,100万円という財源を市が出すか出さないか、そこまで発展しただろうと。そのように理解している中で、今回確保できる基金がまだ残がありましたので、補正ですから、緊急的な判断になってきますので、全額を取り崩し、申しわけありませんけれども、1,000円という残になっております。したがって、4回目以降の議論、これにつきましては、今回3回を総括する中で、実行委員会として判断ないしはどういうあるべき姿ということでまとめてくれるだろう、そのように判断をしていますし、期待しているところであります。 95 ◎市川潔史委員 実は、ガスパール・カサド国際チェロコンクールin八王子をやる前に、私は浜松を視察したんです。浜松は河合とヤマハ、ピアノをつくっていますから、ピアノ国際コンクールをやっているんです。そのときに聞いたのは、たしか仙台がバイオリンでしたか。浜松も仙台も政令市ですから、ましてや浜松はピアノのまちだから、そういう軸が違いますからでしょうけれども、私の記憶では1億2,000万円か、市が出しているんです。ただ、私が心配するのは、八王子が万が一やめますとなったとき、例えばさいたまがやりますとか、川崎がやりますとかいう話になってくると、それはわからない、わからないけれども、なってくることもゼロではない。今後4回目以降のことを考えると、もうちょっと深い議論をしながら、いろいろそういうことも想定しながら考えていただきたい。  私の感想としては、1回目の最後の表彰者が決まって、800人のいちょうホールに集まった人たちの顔ぶれを見ると、ふだん私が会わない人ばかりだった。こういう人が八王子にも住んでいるのかなという思いがあって、これは続けていくべきだという感動を持った1回目だったものですから、そういう意見だけは申し上げておきます。 96 ◎山口和男委員 ガスパール・カサド国際チェロコンクールin八王子のことなんですが、以前も、当初、2回、3回までは何とかいくかもしれないけれども、その後がという議論もした経過がありました。それで、チェロ・コンサートコミュニティが1回、2回を主催してきて、それが学園都市文化ふれあい財団のほうに移った。うろ覚えですけれども、多分三宅さんが責任者になっているのかなと。学園都市文化ふれあい財団が中心となってやると、体質的にかなり変わっちゃいますよね。そこがまた寄附を集める中心的な役割ということになりますと、市民的なイメージよりも、市が相当出資している団体がそういう問題の受け皿になっているということになると、市民力という点で、我々議会サイドの評価としても随分変わってしまうというような感じがするんです。ただ、そこら辺の主催者の変更過程については、きちっとした説明が余りされていないような気がするんです。そういう意味では、その経過を含めてきちっとした議論をしていく必要があると私は思うんです。  このように基金がほぼゼロになってしまうということは本当に驚きで、景気の問題で言えば、リーマンショックの後はすさまじい事態だったわけです。それをようやく何とか持ち直してというようなレベルから言えば、どうも景気の問題ではなくて、主催者が大きく変わってしまったことによる問題点というようにきちっと見抜かないと、問題の本質を誤るのではないかという感じがするんです。その点は説明責任といいますか、当事者からどういうようにヒアリングをして、こういう補正を組むに当たっての説得力のある中身、そういうものを提起する必要があるのではないかと思っています。そういう趣旨で御答弁をいただければと思うんですが、どういうことなんでしょうか。 97 ◎伊藤市民活動推進部長 さっきのNPOはCCCといいますけれども、体制的に少し厳しくなったということは事実でございます。その中で財団が事務局を担って、コンクール成功に向けて取り組むとなっております。ただ、実行委員会の1人にCCCは入っておりますので、市民力というのはその中では発揮されていると思いますけれども、今、御質問者がおっしゃられたように、市民力という点で、このコンクールの成功に向けてどうなのかということは慎重に見きわめていかなきゃいけないかなと。それがこのコンクールの最も大事な趣旨であろうと思っておりますので、今は第3回の成功に向けて取り組んでおりますけれども、今後、また第3回の検証も含めまして、さまざまな形で議論していかなければいけないかなと思っております。 98 ◎山口和男委員 答弁は求めませんが、そのあたりが明確に解明されていないといいますか、大きな変化の中身だと思うんです。そこら辺を今後、3回が終わった後、体制的な問題を含めてどうするのかということになると思いますので、きちっと新年度の予算のレベルでもまた議論しなければなりませんから、整理した形で説明をしていただけるように要望して、終わります。 99 ◎高木順一委員 皆さんが話をしているので、私も一言。  山口委員がおっしゃったとおり、そこの本質をついていないということで、御答弁もいろいろ厳しいことは承知しております。ただ、八王子市が財団で手をかした時点で、もうこれは八王子市は逃れられません。これは継続していくべき事業だと思っておりますし、これをしていかなかったら八王子の名折れだと思っております。これはいい事業だと思うし、こういう事業をさようならということはなかなかできないと思います。新年度予算に向けて中村副市長の決断を促したいと思いますし、皆さんもそういうふうに願っていると思います。ぜひ継続をしていただくようお願い申し上げまして、一言。 100 ◎伊藤裕司委員長 ほかに御発言がなければ、質疑は終了します。  次に、意見がありましたら御発言願います。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◎伊藤裕司委員長 御発言もないようでありますので、進行します。  これより採決します。  第71号議案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◎伊藤裕司委員長 御異議なしと認め、原案のとおり可決すべきものと決定しました。   ──────────────────────────────────────────  第75号議案 八王子市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例設定について   ────────────────────────────────────────── 103 ◎伊藤裕司委員長 次に、第75号議案、八王子市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例設定についてを議題とします。  本件について、市側から説明願います。 104 ◎植原職員課長 それでは、第75号議案、八王子市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例設定について御説明申し上げます。  本市職員の給与につきましては、地域の民間給与水準の実態をより的確に反映するため、東京都人事委員会勧告を踏まえて職員の給与の見直しを行っているところでございます。東京都におきましては、平成24年東京都人事委員会勧告に基づき、給与構造及び給与制度改革を本年4月から実施していることから、本市におきましても、年功一律的要素を縮小し、職務及び職責などを十分に反映する給与体系を構築するため、東京都の給与制度を参考に、給料表及び管理職手当等の改正を行おうとするものでございます。  主な改正内容でございますが、第1に、職務の級の統合及び職責に応じた給与水準の見直しに伴う給与表の改定でございます。  まず、職務の級の統合につきましては、一般行政職の給与表におきまして、次長職6級と課長職5級の給与表を統合し、7級制から6級制に変更するものでございます。統合の理由でございますが、次長職の決定権及び指揮監督権が課長職と同一であることなど、その職責差が希薄であることから、次長職と課長職を統合するものでございます。  また、技能労務職の給与表におきましても、1級、2級の業務主事を統合し、3級制から2級制に変更を行うものでございます。  次に、職責に応じた給与水準の見直しでございますが、これは、本改正の趣旨でございます職責をより一層給与に反映する観点から、課長職以下の給与表につきまして、年功的に給料が上昇する構造から、職責に応じた給与構造に改正を行おうとするものでございます。  第2に、部長職の給与制度の見直しに伴う改正でございます。部長職につきましては、より一層職責を重視した給与構造とするため、年功的要素を見直し、2区分の定額制に改正を行うとともに、職責等に関連のない生活給的手当であります扶養手当及び住居手当を廃止するものでございます。また、扶養手当につきましては、2年間の経過措置を設けることといたしております。  なお、上位の部長、枢要部長の具体的対象につきましては今後検討し、平成26年4月以降運用を行おうとするものでございます。  第3に、管理職手当の見直しに伴う改正でございます。管理職におきましては、日常の組織運営はもとより、高度な判断と責任が求められることから、それぞれ増額の見直しを行おうとするものでございます。また、これに伴いまして、管理職の給与に対する管理職手当額の上限率を20%から25%に引き上げを行うものでございます。  なお、新給料表への改正に伴い、関係条例についてあわせて規定の整備を行うものでございます。施行日は平成25年10月1日を予定しております。 105 ◎伊藤裕司委員長 市側の説明は終わりました。  御質疑を願います。 106 ◎村松徹委員 確認を含めてお伺いしますが、枢要部長と部長の件についてはこれから決めるというお話でした。これは職責といいますか、ポジションによってこの部長は枢要部長で、この部の部長は普通の部長なんだと、こういうふうになっているわけですか。 107 ◎植原職員課長 東京都の例ですと、今、委員がおっしゃったような形で、枢要部長と各部長の位置づけを変えております。ただ、26市中既に14市がこのような形で導入している市がありまして、その市を参考にどのような形で導入しているのかと調べたところ、市によってまちまちであります。今、おっしゃったように、役職、例えば総務部長は何々と決めている市もございますし、担当部長、参事、または部長によって変えているところもあります。年功的に上げている部長もありまして、今現在、本市においてはそれをどうしていくかというのを検討している最中でございます。 108 ◎村松徹委員 民間企業は割と早い段階といいますか、私も会社員の時代ですけれども、15年ぐらい前、私が勤めていた会社もそうでしたけれども、年俸制になって、年末に評価があって、それに応じて冬の一時金で年収に差が生じる、そういうやり方が、私の会社は小さい会社でしたけれども、大手企業に倣って何年かして、管理職以上ですけれども、年功序列的な賃金の自動的なエスカレーター的なアップ、そういうものをなくしたんです。  その背景にあるのは、全体の人件費のパイそのものの分け方、配分の仕方について、一定の足かせというか、枠を設けて、その中で職責だとか実績、そういうものを考えながら考課をつけるという考えだったんですけれども、公務員の世界はまた違うというのはわかっているんですが、これは、今回の部長以上の対象に対しては、年収部分の人件費で言うと、ふえるのか減るのかという部分で言うと、これはどんな感じなんですか。 109 ◎植原職員課長 ふえるのか減るのかという御質問でしたら、年収ベースではふえるという形になっております。 110 ◎村松徹委員 ふえるということでおっしゃった。減るのかなと私は思ったんですけれども、ただ、これは、さっきの扶養手当だとか住宅手当、今回なくなるこの部分については退職金には反映されないという理解でよろしかったんですか。 111 ◎植原職員課長 扶養手当等の手当については退職金には反映されません。 112 ◎村松徹委員 人件費そのものは、景気の動向だとか、民間の人件費の状況なんかを見ながらというのもこれから出てくるかもしれませんけれども、総人件費という考え方の1つの中では、世間の景気の動向とか人件費の動向を見ながらというのはあると思いますので、そこは賢明にしていただきたいというのが1つ。  それから、今回、対象が6級の方のみということなんですが、今後、課長だとか、もうちょっと管理職の対象範囲を広げていくという、そういう考え方もおありなんですか。 113 ◎中村副市長 今回の給与の構造改革については、東京都ないしは26市で東京都の給料制度に準じているところが21市あるんですけれども、そこが東京都の人事委員会勧告に基づいて、昨年度整理をしています。本市におきましても、東京都の人事委員会勧告に準拠した中で、1年おくれでのこういう整備をしたということです。課長についての今の委員の発言からいったときには、人事委員会勧告というのは、民間の中でどう動いているかということを受けて、公務員の世界に対して勧告するものですから、以降委員会でそういう勧告が出たときには、今の発言ということに対してもまた実行していかなければならない、そのように判断しているところであります。 114 ◎山口和男委員 幾つか確認をさせていただきます。  職員団体との合意ができている内容ですから、我々も従来、それを尊重するという対応をしてきましたが、従来とはある意味では全く違うような給料表になると受けとめておりますので、その点をきちっと確認をさせていただきたいと思います。  東京都の給料表を言葉では統合ということですけれども、同じものになるわけです。そうなった場合に、イメージを持ちたいんですが、今後の給料表というのは、東京都の人事委員会勧告に基づいて、人事委員会でつくっているんですか。東京都でつくるんですか。人事委員会でつくるんですよね。そうすると、人事委員会で給料表を決めてしまった場合に、よく賃金確定という問題があるわけです。生活給が決まるわけですから、そうすると、八王子市の職員の皆さんは、自分の給料を決めるに当たってどこと交渉するのかなんです。どこと話し合いすることによって問題を解決するのか、そこら辺のイメージがなかなか持てないんです。まず、そこを説明していただきたいと思います。 115 ◎植原職員課長 本市の給与改定につきましては、今までも人事委員会勧告を尊重し、給与改定を行ってきたところです。それについては今後も変わらない。ただ、給与自体は東京都のものを尊重するんですけれども、人事制度は本市独自のものを行っていますので、人事制度で本市独自のものを出していきたいと考えております。 116 ◎中村副市長 東京都は、給料表を都表か独自表かというまず切り分けをします。26市のうち21市が東京都と同じ給料表、1級から6級で使っています。本市は独自表ということで1級から7級を使っております。給与改定のときには、東京都の人事委員会勧告の改定率に基づいて、その改定率でいくかいかないかを労使で協議をしています。その協議をする前段として、組合団体の三役、副委員長以下と本市の総務部長以下で事務折衝という形でやっておりますので、そうしたときに、給料表のベースが違うのに改定率をどうするかという議論はお互いにそこに矛盾を起こしているということを問題意識として持ってきています。  ただ、給料が上がる話のときと、今のように給料が同じか下がるという議論のときには、ベースが違う中で議論というのはどうかというのは、その確認の中で昨年から、都の給料表に準ずるべきか、独自でいくべきか、そういう議論をした中で、今回労使の賃金任用検討会の中で、東京都の給料表を使い、その改定率等については東京都の人事委員会勧告を受けた中で、また労使の中でそれは議論していきましょうと。ただし、今、職員課長が答弁したように、運用の中で、当然昇任制度等がありますから、これは東京都と八王子市は別でありますから、任用という制度、昇任という制度の中では、それはそれぞれの労使の中で議論して決めていこうということで今、整理しているところであります。 117 ◎山口和男委員 昇任等については独自性があるというのは、それは理解できます。ただ、生活する賃金がどうなるかといった場合に、給料表がどうなるかが違うわけです。だけれども、給料表は東京都の人事委員会でつくったものを使うというようなことになった場合に、これに不満だと。この給料表そのものが不満だといった場合に、八王子市独自の当局との交渉の中で、新たに独自のものをつくるということはあり得ないわけでしょう。給料表を同一するということになっているわけだ。だけれども、不満だといった場合に、そこの労働団体、職員はどこを交渉相手にして問題を解決していくのかというイメージが持てないんです。 118 ◎中村副市長 当然独自表から都の表に準じた、これについても労使で話し合いをして決めています。その話し合いの前段として、先ほど話しました職員団体の三役以下と総務部長以下でずっと事務折衝をして、どうあるべきかというのを独自表から都表に変えました。もし、将来、今、山口委員のおっしゃったようなことで、そうではない、給料表自体についても八王子の市民生活の実態、それらを反映し、かつ私たちの生活を反映した中で新たな給料表が必要だという労使の中で議論がされれば、当然それは議論とし、また協議し、決まっていくだろうというふうには思っていますが、今回労使で議論した中では、独自表から都の給料表に準ずる、そういうことで決着した話でありますので、将来の問題として当然起こるということも想像はできると思います。 119 ◎山口和男委員 そういう要素は残っている。なかなかそうはならないだろうと思うんですけれども、原理的にはそういうものだということを理解しました。  それから、素朴な疑問を先ほどの質疑で感じたんだけれども、部長職はふえます。6級ですか、そうすると、1級から5級まではふえるのかどうなのかという質疑をした場合に、これについてはどういうお答えになるのかなというのが疑問だったものですから、それぞれの級でふえるのかふえないのかというのをお答えいただきたい。  それから、今回は部長は51万7,000円、枢要部長は52万6,000円ということになっているんですが、ただ、東京都は本庁部長が51万7,000円で、枢要部長は53万5,000円なんです。それで、52万6,000円は困難部長という形になっていまして、これもどういうことなのか。解釈の違いなのか。枢要部長だったら、やはり53万5,000円で東京都に合わせないと文言的には整合性がないと、そういうように感じておりますし、それから、他市を見ますと、全て他市も同じですと言うから、そうなのかなということで疑問に感じたので確認をしますと、例えば昭島市は東京都と同じです。一番上の部長が53万5,000円、4段階に分かれています。立川も4段階に分かれて、東京都と同じように上が53万5,000円。中核市に移行しようという八王子市の部長が給料表上では低くなるわけです。  どれを適用するかという問題は当然あるんだけれども、しかし、こういうような給料表を見ますと、全く同じではないということが一つ確認できることと、こういう許容範囲というのか、八王子市の裁量というのがどこまであるのかというのがもう一つ読み取れないところなんです。例えば6月に出されたときには3段階だったんです。そのときは次長というレベルが出されまして、そのときは48万9,000円ということで、八王子の6級は枢要部長、部長、それから次長を含めた3段階という形で、6月に議決していれば3段階でできていた。こういうように他市と違っておりますし、6月に出された段階では、そういう次長を6級に入れて3段階に分けられる。この裁量の範囲というのはどこまであるのか。これは組合との合意の中で、それはかなり裁量があるんですというニュアンスが先ほどの質疑の中では想像できるのかなという感じもしたんですが、その点を説明をお願いします。 120 ◎植原職員課長 まず、裁量としての範囲内なんですけれども、枠の上限といいましょうか、一番上の金額が最大の枠となっています。それ以下で裁量の余地が残されています。各市と東京都が全く同じかというと、御質問いただいたように、各市それぞれの人事制度なども異なりますので、全く給料体系が同じであるとは言いかねます。例えば課長補佐がいない市については、6級制ではなく5級制を採用しています。  御質問の部長の給与表なんですけれども、今、お答えしたように、最大の数値といいましょうか、東京都で言う枢要部長の金額をとりあえず給与表に載せてある。ただし、実際の運用の中で使うのは、その下の困難部長または本庁部長になるという形で、使うところと使わないところを分けているんだけれども、とりあえず載せている市などもございます。本市につきましては、4段階、給与表に載せることも可能だったんですけれども、東京都の組織体系、人数等々、規模と本市の規模を勘案して、本市においてはとりあえず今回は2段階で運用を開始するということです。  また、なぜ枢要部長と名づけたかというと、部長と困難というところが引っかかったものですから、とりあえず一番上、2段階なので、上の枢要部長というところを表現させていただきました。最初の御質問の全体的に給与として上がるのかということだったんですけれども、今回部長職に関しましては定額制を入れますので、現状と比べて上がるという答弁をさせていただいたんですけれども、ほかの職につきましては、昇給を抑制するという形なので、将来的には年収ベースでは下がる。ただし、先ほどの御質問でもあったんですけれども、全体としては給与の配分変更という形なので、それぞれの級においても全体の配分が変更されます。 121 ◎山口和男委員 組合との話し合いがついているということですから、これはある意味では尊重するという形をとらせてはいただきたいと思うんですが、このような形の変更によって、職員の働く意欲がどうなるんだろうかという点の問題が残るわけなんです。部長とか管理職になればなるほどプラスが多い。賃金が、管理職試験を受けたりそういうことをしないと、級が上がらないと損ですという形にも読み取れる面もあるわけなんです。本質はそこになっているんだと思うんですけれども、逆にそうならない皆さんの労働意欲というのは、上の級の率が今後ふえていくというようには読めないわけです。主査にしても、課長にしても、一定の人数に決まっているでしょうから、その部分がどんどんふえていくというようには理解ができないわけですから、そういった点で、給料表の持っている問題点というのもあるんじゃないかと私は思うんです。その点についてどんな理解をされているのか。 122 ◎中村副市長 まさしく冒頭山口委員との話の中で、昇任制度としての職員の働きがい、やりがい、ここに結びつかないと、今回の給与制度の改革にはなっていないと思っていますので、今、数の問題という話をされたんですが、係長制を敷いていると、係の数というのは決まってきます。本市の場合は主査制を敷いているということと、課長補佐制を敷いているということで、上級職への意欲に対して応える、そういうステージもほかの市と比べて十分用意されておりますので、職員全員がそこに向かっていくような人材育成をセットとした中で、人材が八王子市の発展につながっていくと考えておりますので、この給料制度の改革によって働きが低下する、そういうことのないような、しっかりした運用をしていきたいと考えています。 123 ◎伊藤裕司委員長 ほかに御発言がなければ、質疑は終了します。  次に、意見がありましたら御発言願います。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 124 ◎伊藤裕司委員長 御発言もないようでありますので、進行します。  これより採決します。  第75号議案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 125 ◎伊藤裕司委員長 御異議なしと認め、原案のとおり可決すべきものと決定しました。   ──────────────────────────────────────────  第76号議案 八王子市市税賦課徴収条例の一部を改正する条例設定について  第77号議案 八王子市都市計画税条例の一部を改正する条例設定について   ────────────────────────────────────────── 126 ◎伊藤裕司委員長 次に、第76号議案、八王子市市税賦課徴収条例の一部を改正する条例設定について及び第77号議案、八王子市都市計画税条例の一部を改正する条例設定についての2件を一括議題とします。  本件について、市側から説明願います。 127 ◎内田税制課長 それでは、第76号議案、八王子市市税賦課徴収条例の一部を改正する条例設定について及び第77号議案、八王子市都市計画税条例の一部を改正する条例設定についての2議案を一括して御説明申し上げます。  本年3月30日、地方税法の一部を改正する法律が公布され、一部は4月1日に施行されました。また、関係省政令の一部についてはおくれて6月12日に公布されたところであります。本案は、これに伴い、八王子市市税賦課徴収条例等について必要な改正を行うものでございます。  恐れ入ります。議案書のほうで説明を進めさせていただきます。議案書47ページをお開きください。  まず最初の第20条第5項ですが、これは地方税法の改正による条例番号の改正による規定整備を行うものでございます。  次の第22条の5第2項の改正は、太書き括弧部分を加えることで、平成25年分から復興特別所得税が賦課されることに対応し市民税の寄附金税額控除額を調整するもので、所得税とあわせた納税者の税額控除額全体では影響は出ないものでございます。  続いて49ページにかけての第33条の2と第33条の5の改正は、公的年金等からの特別徴収制度を見直すものでございまして、48ページ中段の改正前の規定(1)を削除することで、市外への転居後も引き続き年金からの徴収が行われることとなります。  また49ページにかけての改正では、仮徴収額を前年度年税額の2分の1とし、税額に変動がある場合の納税者の負担を平準化するものでございます。  次に、51ページまでの第37条第5項と第99条第4項の改正では、改正前条文にある独立行政法人森林総合研究所への特例措置を条文から削除することによりまして、廃止をするものです。この措置については、本市に当該法人は所在するものの該当する事業は行われておらず、実質的影響はございません。  51ページ中段からの附則第5条、次ページの第5条の2の改正は、今回の条例改正で最も市民の皆さんへの影響が考えられるものですが、近年の低金利状況を踏まえまして、国税において延滞税等の割合の見直しが行われることにあわせ同様の見直しを行うものでございます。具体的な利率の変化ですが、本年12月15日までに財務大臣が告示する割合により最終的に決定されますが、前年での試算を例にいたしますと、年14.6%となっている部分は年9.3%に、年4.3%の部分は年3%に引き下げられます。また、還付加算金につきましては地方税法の規定により定められており、条例改正はございませんが、現行の年4.3%は同様の試算では年2.0%となるところでございます。  52ページの下段、附則第5条の2から56ページ、附則第19条の2の第3項まで、これにつきましては、54ページの中ほどの附則の第7条の3の2、55ページの附則の第18条の3の改正を除き、関係各法の改正による条項番号の変更などによる規定整備になります。  除きました2つのうちのまず54ページ、附則第7条の3の規定は、改正前、35年度とあったものを39年度まで、また、平成25年度とあったものを平成29年度と改正し、住宅借入金等特別税額控除の入居期限対象期間を延長するものであり、また、引用条項を改正し内容を整備するものとなっております。  なお、本市における減収額は従来どおり全額国費によって補填されることとなっているものでございます。  除いた2点目の55ページの中ほどの附則第18条の3、進みまして57ページ、附則第20条の2から69ページ、附則第20条の6までの条文の改正は、公社債等の利子等に対する課税方式を見直すことなどにより、金融所得間の課税方式を均衡化し、また、損益通算範囲を拡大するという金融所得課税の一体化を進めるものでございます。
     そして、69ページ、附則第23条の2は、東日本大震災にかかる被災居住用財産の敷地にかかる長期譲渡所得の課税の特例等を相続人に適用するための改正でございます。  最後の条項である附則第24条は、関係法の改正による条項番号の変更などによる規定整備でございまして、77ページからの第77号議案、八王子市都市計画税条例の一部を改正する条例設定についての改正も同様に規定整備を行うものでございます。  これらの改正につきまして、各条例の改正附則において、施行時期、経過措置などを定めているところでございます。 128 ◎伊藤裕司委員長 市側の説明は終わりました。  御質疑を願います。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 129 ◎伊藤裕司委員長 御発言もないようでありますので、進行します。  次に、意見がありましたら御発言願います。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 130 ◎伊藤裕司委員長 御発言もないようでありますので、進行します。  これより採決します。  第76号議案及び第77号議案の2件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 131 ◎伊藤裕司委員長 御異議なしと認め、原案のとおり可決すべきものと決定しました。   ──────────────────────────────────────────  第84号議案 町区域の変更について   ────────────────────────────────────────── 132 ◎伊藤裕司委員長 次に、第84号議案、町区域の変更についてを議題とします。  本件について、市側から説明願います。 133 ◎中野目市民課長 それでは、第84号議案、町区域の変更について御説明いたします。  お配りしている資料2、町区域変更参考図(大塚、鹿島)をごらんください。今回の町区域の変更は、大塚望地土地区画整理事業に伴い実施するものでございます。対象の地域は、由木東事務所の北側に新しく造成されている住宅地7,146平方メートルで、大半は大塚に属していますが、図面上段の網かけで表示されているとおり、鹿島が一部入り組んでいる状況です。そのままでは、造成終了後に、1団地にもかかわらず2つの町区域にまたがることで、入居される住民の日常生活やコミュニティの形成、また行政執行上の支障を来すおそれがありますので、鹿島の一部537平方メートルを大塚に組み入れ、わかりやすくするものでございます。これから入居される住民が加入する大塚望地自治会からも、町区域の変更について御了承をいただいております。  なお、この町区域の変更につきましては、当該土地区画整理事業の終了に合わせて施行する予定です。 134 ◎伊藤裕司委員長 市側の説明は終わりました。  御質疑を願います。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 135 ◎伊藤裕司委員長 御発言もないようでありますので、進行します。  次に、意見がありましたら御発言願います。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 136 ◎伊藤裕司委員長 御発言もないようでありますので、進行します。  これより採決します。  第84号議案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 137 ◎伊藤裕司委員長 御異議なしと認め、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で本委員会に付託されました議案の審査は終了しました。  なお、本委員会の審査報告については、正副委員長において取りまとめたいと思いますが、御一任願えますか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 138 ◎伊藤裕司委員長 御異議なしと認め、そのように御了承願います。  進行します。   ────────────────────────────────────────── 139 ◎伊藤裕司委員長 これより報告事項に入ります。  まず、八王子市地域防災計画(素案)について、市側から報告願います。 140 ◎野口防災課長 それでは、報告事項(1)八王子市地域防災計画(素案)について報告をさせていただきます。  本日、地域防災計画(素案)の本冊を机上配付させていただきましたが、説明は事前に配付させていただきました資料により、計画の主な修正点や新たに計画に盛り込んだ内容を報告させていただきます。  初めに、1の報告趣旨でございます。現在の本市地域防災計画は平成20年3月に修正されたものですが、この間に発生した東日本大震災や本市に大きな被害をもたらした平成20年8月末豪雨など、近年発生した災害対応を踏まえるとともに、昨年見直されました国の防災基本計画、東京都の地域防災計画との整合性を図り、被害の軽減、市民生活のさらなる安全を図ることを目的といたしまして、昨年から本市地域防災計画の見直しを行ってまいりました。このたび計画素案がまとまりましたので、その概要を報告させていただくものであります。  次に、2の報告内容でございます。地域防災計画全体の構成は現行計画と変更なく、第1編総則から、第6編復旧復興計画に加えまして、付編といたしまして、東海地震に関する情報が発せられた際の対応を示した警戒宣言等対応計画までの構成となっております。各編につきましては、資料のほうの御確認をお願いいたします。  今後のスケジュールでございますが、この後、明日から東京都と素案につきまして調整を行います。また、9月15日から、市民を対象としましたパブリックコメントを実施しまして、11月に市民意見を反映させた計画の最終案を作成、来年1月に開催予定の防災会議を経まして、年度内の3月には公表したいと考えております。 141 ◎伊藤裕司委員長 市側の報告は終わりました。  御質問はありませんか。 142 ◎鳴海有理委員 見直し作業、丸1年以上かかっていたかと思いますが、大変御苦労さまでした。  今回注目されていますのが女性の視点というところなんですけれども、防災会議委員のメンバーも見直されて、女性のメンバーも入ったとお伺いしています。どういう選出で防災会議の中に女性が入って、また、どういう意見が出されたのか。今回の見直しによって、女性の視点というところではどういうような内容が盛り込まれたのかということを少し御説明いただければと思います。 143 ◎野口防災課長 まず、防災会議委員につきましては、昨年防災会議条例を変更しまして、定数を変更した中で女性を7名新たに任命いたしました。任命につきましては、各防災に関係する機関といたしまして、女性団体あるいは女性防火協会、赤十字ですとか、また、看護師の立場から専門的な意見をいただきたい、また、弁護士の法的な意見を聞きたいということで、女性の方を任命したところでございます。  今回地域防災計画に盛り込みました女性の視点に配慮した施策といたしましては、主に事前対策といたしまして、女性にも配慮した備蓄、これは、市が直接備蓄するものに加えまして、大規模小売店舗等々と協定を結びまして、いわゆる流通在庫も女性の視点に特化したものということで、例えば女性用品ですとか、そういったものも確保してまいります。また、災害が発生した後の対策といたしましては、主に避難関係の対策で、東日本大震災でも課題となりました避難所の運営につきまして、企画の段階から運営に女性も参加していただく、そのような内容を主に盛り込んだところでございます。 144 ◎鳴海有理委員 かなり大きな前進だと思っておりますので、今後パブリックコメントを実施していくということなので、そういった変更点、大きく変わってきたところもきちんとわかりやすくアピールしながらパブリックコメントで、市民の意見を聞いていただきたいと思っております。またゆっくり読ませていただきます。 145 ◎伊藤裕司委員長 ほかに御発言がなければ、進行します。  次に、特定事件継続調査申し出についてお諮りします。  特定事件調査事項につきましては、閉会中の継続調査の申し出をしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 146 ◎伊藤裕司委員長 御異議なしと認め、そのように決定しました。  以上をもちまして、総務企画委員会を散会します。                                    〔午前11時56分散会〕 © Hachioji City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...